人口あたりのドラッグストアの数で、宮崎県は47都道府県の47位。ところが、処方箋の薬を出す調剤薬局は1位でした。
人口10万人あたりの店の数(宮崎県、2021年)
47都道府県を一本の線に並べました。点を押すと、その県の数字が出ます。
宮崎県47位7.45店(全国平均の0.50倍)
- 宮崎県
- 岩手県
- あなたの県(記事の上で選べます)
全国のドラッグストアは人口10万人あたり14.82店。1位の岩手県は22.07店。宮崎県はその3分の1です。
ドラッグストアの売上は人口1人あたり18,507円で47位。働く人の数も47位。売場の広さは46位でした。
しかも、40位から47位に九州・沖縄の7県
ドラッグストアの数の順位(人口10万人あたり、2021年)
40位から47位までの8県のうち、7県が九州・沖縄の県です。
食べ物の店で数えると、順位がひっくり返る
「他に分類されない飲食料品小売業」の数の順位(人口10万人あたり、2021年)
事業所の数(人口10万人あたり、2021年6月1日)。ドラッグストアの順位の順に並べた
出典:総務省統計局・経済産業省 令和3年経済センサス‐活動調査 卸売業,小売業に関する集計(産業分類細分類)
宮崎県のこの食べ物の店は、売上も人口1人あたり103,636円で1位(全国38,385円)。売場の広さも1位です。
国の統計では、店の業種を「いちばん多く売れた商品」で決めます。薬も化粧品も並んでいても、食べ物がいちばん売れる店は「飲食料品小売業」に数えられるルールです。
もしかして、九州で「ドラッグストア」と呼ばれている大きな店の多くは、統計では食べ物の店に数えられているのかもしれません。
調剤薬局は、2016年も3位
調剤薬局は、2016年の調査でも人口10万人あたり44.67店で3位。働く人の数は2021年に2位でした。
処方箋を薬局に持っていく割合(処方箋受取率)は、宮崎県83.0%、全国82.2%。全国とほぼ同じなのに、調剤薬局は1位です。
そういえば、01 餃子の物語では、宮崎市が餃子の支出で1位を争っていました。宮崎県は、餃子にもドラッグストアにも、数え方のウラ話がある県です。
「ドラッグストアがない県」ではなく、「ドラッグストアが食べ物の店に化ける県」かもしれません。
全順位表
ドラッグストアの数(人口10万人あたり、2021年6月1日)
| — | 全国 | 14.82 | 1.00 |
|---|---|---|---|
| 1 | 岩手県 | 22.07 | 1.49 |
| 2 | 新潟県 | 21.18 | 1.43 |
| 3 | 石川県 | 21.07 | 1.42 |
| 4 | 富山県 | 20.88 | 1.41 |
| 5 | 山形県 | 20.66 | 1.39 |
| 45 | 熊本県 | 8.45 | 0.57 |
| 46 | 大分県 | 8.08 | 0.54 |
| 47 | 宮崎県 | 7.45 | 0.50 |
※総務省統計局・経済産業省 令和3年経済センサス‐活動調査 卸売業,小売業に関する集計(産業分類細分類 6031 ドラッグストアの事業所数)、社会・人口統計体系(総人口、2021年度)。
読んでみて、どうでした?
出典
- 令和3年経済センサス‐活動調査 卸売業,小売業に関する集計 産業編(都道府県表)卸小売2(総務省統計局・経済産業省、2021年6月1日現在。年間商品販売額は2020年1年間) https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?toukei=00200553
- 平成28年経済センサス‐活動調査 産業別集計(卸売業,小売業)産業編(都道府県表)第2表(経済産業省・総務省統計局、2016年6月1日現在) https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031676908&fileKind=0
- 社会・人口統計体系 都道府県データ 基礎データ A1101 総人口(総務省統計局、2016年度・2021年度) https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000010101
- 令和3年経済センサス‐活動調査 産業別集計(卸売業,小売業に関する集計)利用上の注意(総務省統計局) https://www.stat.go.jp/data/e-census/2021/kekka/pdf/oroshikouri_riyou.pdf
- 処方箋受取率の推計(全保険)令和7年度(日本薬剤師会) https://www.nichiyaku.or.jp/activities/division/faqShinchoku.html
この記事は、上記の統計を加工して、統計物語が作成しました。



